科学技術顧問の坊農秀雅(広島大学大学院統合生命科学研究科・特任教授)らは、公共データベース(公共DB)上の遺伝子発現解析実験データを統合的に再解析するメタ解析の手法を用いることによって、植物の低酸素ストレス応答に関与する新規候補遺伝子を発見しました。
近年気候変動により大規模洪水が頻発するようになり、長時間冠水状態に置かれた植物は低酸素ストレスにさらされることが知られており、農作物の収量減少の一因となっています。
低酸素ストレスに関与する遺伝子はすでに多数報告されていますが、既存の知識によらない「データ駆動型」の研究を行うことで、新たな補遺伝子を発見しました。
メタ解析の手法は、生物機能の未知のメカニズムの解明につながる有力なアプローチになり、バイオ産業へのインパクトが期待されます。
詳細は、報道発表資料・各機関のプレスリリースをご参照ください。
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