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社員インタビュー

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見﨑 裕也

研究開発部 主任研究員

大学院での研究を活かせる仕事であり、未経験の業務に取り組むこともある。ひとりで考えるだけでなく“だれかに頼ること“もスキルのひとつだと、仕事を通して気付いた。

​入社のきっかけを教えてください

広島大学大学院博士課程後期3年次に就職先を探していたとき、求人を見つけて応募しました。微生物分野での研究職につきたいと考えていた際に、在籍していた広島大学からのスタートアップの求人があったことから強く惹かれました。博士課程ではStreptomyces属放線菌の二次代謝産物におけるシグナル分子制御カスケードの解析を行っていました。そこで身に着けた生化学的実験と分子生物学的実験の技術が、現在の仕事にも活きています。

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どのような業務を担当していますか?

研究開発部のゲノム編集チームに所属して、主に微細藻類のゲノム編集に取り組んでいます。微細藻類にもいろいろありますが、実験的によく使われているナンノクロロプシスを対象としたゲノム編集ツールの開発を行っています。これらの開発したシステムを基に、今後、様々な微細藻類に適用範囲を広げていくことに取り組んでいきたいと考えています。
微細藻類は、油など様々なエネルギーになる物質を貯める性質を持つことが知られています。そのエネルギー源として大気中の二酸化炭素と太陽光を利用することから、サスティナブルなエネルギー資源となることが期待されています。化石燃料の枯渇が懸念されている現状において、微細藻類は社会に大きく貢献できると考えられています。

仕事のおもしろさは?

微生物の研究をしていた身としては、朝、研究室に入ったときに、大腸菌がコロニーを形成しているか確認する時間は格別です。毎日ドキドキしながら出勤していますね。
少し難しいと思われることをさせてもらえる点でもやりがいを感じます。入社して1年ほど経った頃、マレーシアの大学を訪問して、30分ほど英語でプレゼンテーションをしました。初めての海外出張で難しいタスクを任せてもらえて、とても印象に残っています。終わった時の解放感はひとしおでした。

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仕事を通して、成長を感じた瞬間は?

もちろん実験スキルは、入社当時より伸びていると思います。さらに、いろいろな方に頼ることが大切なんだと思うようになりました。ひとりで長時間悩んでいたことを他の人に話したら、すぐ解決したことが何度もあったんです。
たくさんの人が集まって力を合わせるということが、会社としての強みなのかなと感じました。

チームの雰囲気はどうですか?

個別に実験を行うことが多いですが、チームメンバーにアドバイスをもらったり、マテリアルを共有してもらったりと、助け合いながら仕事をしています。メンバーの中では私が最年少ですが、厳密な上下関係を感じることはなく、皆さんざっくばらんで相談しやすい雰囲気です。

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今後の目標は?

開発しているPlatinumTALENやZF-ND1が社会の役に立つことを示すことです。広島大学の山本卓研究室で始まった研究が社会に還元されるひとつの好事例ですので、それを達成することが現在の目標です。

入社を考えている方にメッセージをお願いします。

小規模な会社ですので、研究員として入社しても、研究以外の仕事をすることもあります。自分の領域以外の仕事も楽しめる人だと、お互いの刺激にもなりますし、そのような人と一緒に研究ができたら嬉しいですね。

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